「医学部に通っている学生=親がお金持ち」というイメージ、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
確かに、私立医学部なんかは進学すると学費だけで数千万円が必要になるため、経済的に余裕のある家庭が多いのは事実です。
でも実際に親が金持ちの学生がどんな生活をしているのか、どんな大学生活を送っているか、どれくらいの割合でいるのか具体的にイメージできる人は少ないと思います。
結論、お金持ちの学生は一定数おり、私たちの想像を絶する生活をしています。
医師である私が実際に学生時代にいた友人の話を元に親が金持ちの医学生エピソードを作成しました
今回の記事を読むことで「お金持ちの医学生の生活」や「実際に医学部に入った後の周囲の環境」「医者になったらどんな生活を送れるのか」などについてわかります
以下解説します
この記事でわかること
- 医学部でお金持ちな人の生活
- 実際に医学部に入った後の周囲の環境
- お金持ちはどんなことにお金を使っているか
新歓で100万円使う?都内私立大学の驚きの新歓事情

医学部の中でも、特に都内の大学は華やかな新歓(新入生歓迎会)が行われることが多いです。
これは私が医学部に入った直後くらいに聞いた話ですが、「都内中心部の方にある私立医大では100万くらいかけて新歓をする」というものでした
普通の大学サークルの新歓といえば居酒屋で数千円程度が相場ですが、桁違いの金額です
ではなぜそんなにかかるのかというと、開催する会場がホテルの宴会場や高級レストランだったりとかなり豪華なものにして新入生に煌びやかな生活を見せて自分の部に入れようと考えているからでしょう
じゃあそのお金はどこから来るのか。基本的には部活のOBOGの会費や後援会費なのでしょう。
部活のOBOGは全員医者なのでたくさんお金が集まるのは納得がいくでしょう
もちろん全ての医学部でそうというわけではありません。私の大学ではいちご狩りに行ったり、ご飯会に行ったりとこの話に比べると可愛いものばかりでした
「医学部=お金持ち」というイメージを象徴するようなエピソードといえますね。
一人暮らし用の家が賃貸ではなく“購入物件”

通っている大学が地元とはかなり離れており、大学生活を機に一人暮らしをする学生も多くいます
一般的には、大学の近くでマンションを借りて一人暮らしをするのが普通ですが、医学生の中には「親がマンションを購入してくれた」という人も何人かいました
しかもワンルームではなく、2LDKや3LDKといった広めの物件だそうです
彼らが言うには「親が学会でこっちに来るからそれ用に」や「親がその物件持ってたから」「おじいちゃんが買ってくれたから」らしいです
これは私の体験談なのですが、地方医大生になると「お前どこに住んでるの?」という話になります
「大学の近くの安い賃貸」「大学が提携している家賃1万の寮」などの話が飛び交うなか、なぜかどこに住んでいるか聞くと言い淀んでいる友人がいました
詳しく聞くと大学からは少し遠い最寄り駅前。なんでそんなところに住んでいるかと聞くと申し訳なさそうにぼそっと
「おじいちゃんが買ってくれたんだよね」
一応彼の祖父が時々遊びに来るからと言う話でしたがスケールの違う話に頭が追いつきませんでした。
また他には大学近くの高層マンション1棟持ってて、最上階の全室を私の友人と妹で半分こしているという話も聞きました
一般人からすると意味がわかりません
「学生の一人暮らし=賃貸」という常識を覆すこのエピソードは、やはり医学部ならではといえるでしょう。
車の買い替えは“外車から外車”

私のいた地方の大学では、「大学生で車を持っている」学生は少なくないですが、医学部ではそのスケールも違います。
普通の学生であれば、初めての車は中古の軽自動車やコンパクトカーなんなら原付というケースが多いですが、医学部生の中には初めから外車に乗っている人も少なくありません。
例えば私の友人の話ですが「腹減ったし牛丼屋行こうぜ、俺が車出すから」と言われて友人の車に乗ったことがあります。
なんとその友人の車はAUDIでした。
正直乗るのにも緊張しましたし、牛丼屋いくのにこんな高い車で行くのかよ!とも思いました
またその友人に話を聞くと「前の車はVOLVOで、買い替えた車はAUDI」だそうです
私は地方医大だったため、都内の医学部の方の話は詳しくないですが、もしかしたら都内一等地でベンツやレクサスなどを乗り回している医大生もいるかもしれません
少なくとも地方であれ大学生に外車の一つや二つポンポン与えられるのは、まさに“お金持ちエピソード”の一つといえるでしょう。
まとめ:医学部=金持ちではないけれど…
今回は「新歓で100万使う」「一人暮らしの家が購入物件」「車の買い替えが外車から外車」という3つのエピソードをご紹介しました。確かにこうした話を聞くと「医学部はお金持ちの息子や娘ばかり」と思うかもしれません。
ただし、これはあくまで一部の話です。私自身を含めて、医学部には一般的な家庭から進学している人がほとんどです
私の通っていたような国公立医学部であれば学費は比較的抑えられますし、地域枠や奨学金を活用して通っている学生もいます。
「医学部は金持ちが多い」というイメージは間違いではありませんが、実際には多様な学生がいて、その背景はさまざま。
医者を目指して頑張っているのは、裕福な家庭の子も、そうでない子も同じなのです。
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