こんにちは医師のもくです!
今回は初期研修マッチング、就活の裏側についてお話しします!

病院見学やセミナーに参加したけどどんな評価を受けているかわからない

結局どんなことをすれば受かるの?
と感じる人も多くいるでしょう。
そんな方々に向けて私や私も周りの実体験を元に、また元採用担当者がどんなことを言っていたかを含めて話そうと思います。
結論
- 結局欲しいのは運動部
- 面接を受ける前からある程度合否は決まっている
- 病院側も自分の病院がどのくらい人気かわかった上で人事する
- 病院ごとに見せる自分を変える
です。以下解説します
注意点として、わかりやすく説明するためにストレートな表現を含んでおります。また私の主観多めの内容となるので正確な情報とは言えないものもございます。あらかじめご了承ください
結局欲しいのは運動部
文化部やサークル所属の方には悲しいお知らせです。運動部の方はそれだけで好印象です。
特に人気病院ほどこの傾向が強くあると思います。
なぜか。それは運動部は体力がありハードな医師生活を送ることができそうだからです
医師の業務は学生が思っている以上にハードです。
実際に研修医(後期研修医でしたが)で休職していました、休職していますという医師に何度も出会ったことがあります。
病院側も毎年10人初期研修医を受け入れるプログラムを作っていたとして、2人が休職したとなるとその年8人になり業務を回すのが大変です。また仮に復職しても今度は12人のプログラムとなり、科によっては症例や研修科の奪い合いが起こります
実際に面接で「医師ってストレスたまりやすいけど大丈夫?解消法は?」みたいな話を何度もされました。
それだけ医者の世界において体力は重視されるものということです
また、人事採用に関わる上級医の先生方は多くは元運動部ですし、昔は今よりも上下関係や活動もハードだったと考えられます。
そんな先生方と同じ運動部に所属していたことは学生時代部活で努力していたことや、自身の強みも面接官の先生方に伝わりやすいというメリットもあります。
ですから運動部に所属していた方は自信を持って部活のことを履歴書や面接で話しましょう。
注意点としては部活の話となるとみんな似通ってしまうので、話の中に1つ自分ならではの具体的なエピソードを加えましょう。
例えば「部活の取りまとめをしてみんなを引っ張っていきました」ではなく「部活の取りまとめをしていました。特に大変だったのが日程調整で、連絡をしても返ってこないことがよくありました。これに対して〜をして部員を思いやりつつ、決めなきゃいけないことは即決するという決断力を養いました」などです。
またその頑張ってきたことが研修医や医師生活にどのように影響を及ぼすかを書けるとなおいいでしょう。
面接の対策や履歴書の対策については以下の書籍で詳しく掲載されています。私も学生時代活用していたものなのでよろしければどうぞ!
さて、文化部やサークルの方、運動部でないと不利になるのか。そんなことはございません
ただ活動内容や頑張ってきたことが伝わりにくくなってしまうのは事実です。
ですので活動がどう医師生活に結びつくのか、頑張ってきたことが研修先の病院でどのように発揮されるのか具体的に示す必要があります。
面接を受ける前からある程度合否は決まっている。
受験生の方々は「採用試験で決まる」と考えがちですが実際はそうとは限りません。
むしろ面接に至るまでの過程で何をやっていたかで評価されることが多いです
具体的に言うと病院見学回数、実習に参加したか、病院主催のセミナーや説明会に参加したか、病院の研修医に知り合いがいるかなどです
病院見学に行くと「見学回数は評価しないよ〜」と言う先生や事務の方が多いですし実際評価項目にしていないこともあります。
しかし見学1回しか来ない人より2回以上きてくれる人の方が顔を覚えやすいし、同じような見学態度であれば多くきてくれる人の方が無意識に好印象を感じます。
実際皆さんも美人な子より自分のことをよく気にしてくれる子の方が好きになったりしませんか?
病院の人事も人間なので、優秀でコミュ力があるが自分の病院にそこまで興味ない人より、説明会や見学よく来てくれる人の方が自ずと好感を持つものです。
また実習は長期で上級医や研修医と関わることができるのでオススメです。
採用試験の際にその上級医や仲良くなった研修医に推薦される場合もあります。
このように採用試験前に行った行動や過程が重要視されます。
実際に見学はあまり行かず面接時のコミュ力のみで受かったと言う猛者もいますがよほどコミュ力に自信のある方なら良いと思いますがあまりお勧めできません。
順当に見学に多く行き、セミナーにも参加し、できれば実習に参加して自分の顔を売るのが一番良いでしょう。
パート2に続きます。
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